福岡の基礎知識

2024.10.21

福岡ってどんな街?

福岡の歴史を見てみよう

古くから省庁などの重要機関が置かれ、九州の中心地として栄えていました。また、中国大陸や朝鮮半島との交流も盛んで、江戸時代には、多くの街道や河川、港湾を利用して商業都市としても発展し、多様な文化が誕生しています。お城や城跡、史跡が点在しているので、歩いているだけで情緒あふれる街並みを感じることができますよ。
明治から昭和にかけては石炭を利用した鉄鋼、機械、電気、化学、窯業などを主産業とする「北九州工業地帯」が形成され、日本の近代化と経済発展に大きく貢献しています。
戦後の復興も迅速で、特に高度経済成長期の工業部門は飛躍的な発展を遂げました。エネルギー改革により石炭産業は衰退しましたが、鉄鋼業は依然として国の中心的役割を果たしています。
1965年以降は第3次産業も発展し、福岡市を中心に商業やサービス業が成長を遂げました。2度のオイルショックで産業構造が一変し厳しい状況になりましたが、現在は自動車や半導体、ロボットなどの先端技術や、バイオなどの環境関連の研究に積極的に取り組んでいます。

面積と人口、気候について

福岡の面積は約4,987㎢で、九州全体の11.8%、日本全体の1.3%を占め、全国で29番目に広い都道府県です。人口は九州地方で最も多い5,119,591人で、2020年4月1日時点では、政令指定都市である福岡市が1,555,508人、北九州市が946,338人でした。
福岡は日本で最も朝鮮半島に近い都市です。福岡から東京までの距離は、福岡から上海までの距離とほぼ同じなのだとか。年間を通じて温暖な気候ですが、季節風が北九州や日本海側の福岡に雪を降らせることもあります。豊かな自然と温暖な気候は、魚介類、果物、お茶などの生産に加え、様々な地場産業の発展につながっています。
県内には複数の高速道路が走り、新幹線、JR、私鉄、地下鉄などの交通網も充実しています。どこへでもストレスなく移動できますよ。交通アクセスのよさは住みやすさにも直結するため、人気が高いのも当然のことかもしれませんね。

県名の由来は?

安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した武将・黒田長政が、1600年の関ヶ原の戦いで徳川家康軍の勝利に貢献し、筑前国を与えられたことが由来です。当初、長政は現在の福岡市東区に残る名島城跡を拠点としていましたが、広さから移転を決意しました。完成した城は、黒田家ゆかりの備前国邑久郡長船町福岡(現在の岡山県瀬戸内市長船町)にちなんで「福岡城」と命名されました。

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