注目されるようになった理由
2024.09.25福岡に移住する魅力とは?
なぜ地方移住に注目が集まっているのか?
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、日本社会全体に大きな衝撃を与えました。多くの人々の人生観や仕事観にも影響を与え、震災後は「仕事よりも家庭やプライベートを優先したい」「人間関係を大切にしたい」という声も大きくなりましたよね。また、終身雇用の前提が崩れつつある中でワークライフバランスを求める人が増え、企業組織に頼らない働き方を実践する人も増えています。
このように、人々の価値観の変化もあり、豊かな自然の中でゆったりと暮らすことができ、都会での生活よりも割安感がある地方での生活に興味を持つ人が増えたのかもしれませんね。しかも、テクノロジーの進歩により、今はパソコン1台あればどこでも仕事ができます。新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモートワークを導入する企業が劇的に増えたことで働き方が大きく変わりました。「都会に住む必要はない」と考える人が増え、さらに助成金の支給や移住希望者をきめ細かくサポートする相談窓口の設置など、政府や自治体が移住を推奨することで地方移住に対するハードルが下がったのも理由の1つです。
福岡に人気が集中している理由
移住先として人気が高いのが福岡です。福岡は都市と自然のバランスが良い都市で、2016年にはイギリスの雑誌『モノクル』で「最も住みやすい都市」の世界ランキングでも7位にランクインしています。「物価が安く美味しい食べ物がたくさんある」「利便性が高い」「自然が豊か」といったように様々な魅力にあふれているので、そのような点が評価されたのでしょう。
「コンパクトシティ」という言葉をよく耳にしますが、コンパクトシティとは住まい、交通、商業施設、公共サービスなどの生活機能をコンパクトに集約して、効率的な土地利用や持続可能な開発を行う都市や政策のことです。福岡はまさにコンパクトシティの典型といえます。市街地は自転車で移動できる範囲にあり、海や山にもすぐにたどり着けますよ。また、自然災害の被害も少なく、地震もほとんどありません。
新たな雇用を生み出す街
福岡は「スタートアップ・シティ」として急成長の過程にあります。「スタートアップ・シティ」とは、急成長する新しいビジネスモデルを積極的に支援すること。福岡はもともとサービス業が盛んで、最近はインターネット関連の企業の誘致にも成功しています。古い慣習にとらわれない新しい業態や働き方を受け入れる風土は、移住者にとっても好都合でしょう。仕事がなければ生活も行き詰ってしまうため、新たな雇用の創出が期待される福岡は、移住希望者からすると、とても魅力的な都市です。