福岡の求人の特徴
2024.10.05求人が多い職種はどれ?
転職市場を確認しよう
まずは平均年収ですが、厚生労働省が公表した「2019年度賃金構造基本調査」によると、福岡県の平均年間給与は466万円で、全国順位は第17位でした。県内でも最も平均所得が高いのは中心地である福岡市の359万3,000円です。
次に有効求人倍率について見ていきましょう。福岡県労働局の発表によると、2020年の有効求人倍率は1.15倍でした。新型コロナウイルスの影響で採用を控える傾向にはありましたが、1倍以上をキープしているので、求職者にとっては有利な状況であるといえますね。
どんな求人が多いのか?
福岡県労働局の調査によると、「医療・福祉」「卸売・小売」「サービス」「建設」の求人が多いようです。特に、技術職や不動産・建設、製造の求人が目立っているそうですよ。そのため、この分野を希望する人は求人を探しやすいかもしれませんね。
高収入を目指すなら、「金融・保険」「コンサルティング」「IT」がおすすめ。実務経験や高度なスキル、ある程度の実績は必要ですが、それに見合うだけの収入を得られます。
需要が高いのは介護職
高齢化が加速している今、全国的に介護職の需要が高まっていますが、福岡は離職率が高く供給に需要が追いついておらず、深刻な状況に陥っています。福岡では状況を改善しようと、離職率の要因である労働環境や待遇の改善に力を入れており、給与の改善や介護福祉士の身体的負担軽減などの施策も検討しているので、転職するなら今がチャンスですよ。
最も求人が多いのはデイサービスです。食事や入浴、レクリエーションなどのサービスを提供し、高齢者のQOL(生活の質)の向上を目的とするデイサービスは日帰りで利用する施設なので、介護職は日勤が中心です。夜勤はありません。「経験不要」「資格不要」とする施設も多いんですが、送迎することもあるので運転免許証は必要です。
次に求人が多いのは特別養護老人ホームです。24時間体制で高齢者の介護をする特別養護老人ホームでは介護職をはじめ、介護福祉士、生活相談員、介護支援専門員など、様々な職種の人たちが働いています。ボーナスを2ヶ月~4ヶ月分支給する施設も多いので、年収を増やしたい人におすすめです。
福岡市・北九州市・久留米市に集中
福岡の中でも、「福岡市」「北九州市」「久留米市」など人口の多い都市に求人が集中する傾向があるため、職場選びに迷っている人は、まずは3市の求人をチェックしてみましょう。また、古賀市や大野城市も比較的求人が多いエリアなので、そちらも狙い目ですよ。
求人数が多いということは、人口密度が高く生活環境が充実しているということです。生活環境の充実度を確認しながらエリアを絞り込んでいくといいかもしれませんね。